スウェーデンのボルボ傘下のUDトラックス(本社・埼玉県上尾市)は4日、アジアを中心とする新興国向けに開発した新型トラックをタイで生産すると発表した。東南アジアの生産・輸出拠点とする。
ボルボが中部サムットプラカーン県のトラック・バス工場を拡張し、UDトラックスの海外初の完成車工場を設置する。投資額は約20億バーツ。拡張工事を進めており、年内に新型トラックの生産販売を開始する。
すでに工場の敷地を約2万平方メートル拡張し、車両の組み立てライン、キャブ(運転室)の生産設備、塗装ブースなどを設置した。同工場の年産能力は2倍以上の約2万台となる。
新型トラックの詳細は明らかにしていないが、鉱山開発、建設現場、長距離輸送など幅広い分野で使われる車種をそろえる。タイのほか、インドと中国でも生産開始を準備している。
UDトラックスは「共通プラットフォーム(車台)をベースに新興国の多様なニーズに対応できる幅広い車種を競争力がある価格で提供する。こうした試みは日本のトラックブランドとして初めてになるだろう」としている。
ボルボは2007年に日産ディーゼル工業(現UDトラックス)を子会社化。タイでは他社の国内販売権を解消した後、事業強化に乗り出した。現地生産の開始とともに、本格的な販売再開も計画している。
(2013年7月8日 7:20)