三菱電機は29日、タイのファクトリーオートメーション(FA)機器の販売代理店で産業機器販売のFAテックを買収すると発表した。現地法人の販売・サービス部門とFAテックを新会社に統合し、タイで販売拡大を目指す。
FAテックは1992年設立で資本金300万バーツ。従業員は約80人。三菱電機は20年以上前からFA機器や数値制御装置(CNC)の販売・サービスを委託してきた。買収額は明らかにしていない。
新会社は今年4月にバンコク都内で設立した三菱電機ファクトリーオートメーション(タイ)。現地法人の三菱電機オートメーション(タイ)のFA機器とCNCの販売・サービス部門とFAテックを新会社に統合し、9月から新体制で営業を開始する。
自動車産業を中心にFA機器の需要が伸びているため、三菱電機はタイを重要市場と位置付け、販売・サービス体制を強化する。「より強固で顧客密着型の販売体制と技術サポートの強化が急務」という。2017年度にタイのFA関連事業で売上高200億円を目指す。
FAテックも「タイで三菱電機との事業を加速するため、統合は両社にとって戦略的に欠かせない。顧客に『日本品質』を直接届けることができるだろう」としている。
部分的に統合される三菱電機オートメーション(タイ)は都内のバンチャン工業団地に入居し、放電加工機や積算電力計、モーター、ポンプなどを生産。2006年にFA機器の販売・サービス拠点「三菱電機タイFAセンター」を開設している。
(2013年7月30日 11:08)