
三菱重工業は6日、自動車用ターボチャージャーの生産を増強するため、タイを中心とする海外生産拠点に約110億円を投資すると発表した。2015年までに年産能力を現在の580万台から890万台に引き上げる。
タイの完全子会社、三菱ターボチャージャー・アジアの工場に投資額の大部分を充てる。中核部品のカートリッジの部品加工ライン、組み立てラインを増設し、年産能力を15年までに2.5倍強に増強する。タイの自動車メーカー向けの完成品の需要も伸びているため、最終組み立てラインも増設し、同年までに年産能力を2倍に引き上げる。
タイの工場は東部チョンブリ県のアマタナコン工業団地内にあり、2009年に稼働を開始した。当初の年産能力はカートリッジが300万台、完成品が50万台。カートリッジは海外の工場に供給している。
タイ以外の投資では、米国に工場を設置するほか、中国の工場で生産能力を増強。オランダでは生産子会社に開発機能を持たせる。また、日本、アジア、欧州、米国の生産拠点の連携強化により、コスト競争力も高める。
燃費や排ガスの規制強化に伴い、世界的にターボチャージャーの需要が急速に伸びているため、生産能力を大幅に増強する。世界のトップシェアを目標に、年産能力を1,000万台まで増強する追加投資も検討している。
(2013年8月7日 9:57)