
日本料理店・緑茶飲料大手のオイシ・グループは25日、中部パトゥムタニ県に建設予定の新工場に導入する無菌充てん設備の購入契約を渋谷工業(本社・石川県金沢市)と交わした。薄型のペットボトルへの充てんが可能となり、製造コストの削減などにもつながると見込んでいる。
同県のナワナコン工業団地に建設予定の第3工場に導入する。主力の緑茶以外に、牛乳を添加した飲料や果汁飲料などの充てんに使用する予定。新設備の年産能力は1億8,000万本。既存工場も合わせた飲料の年産能力は3億6,000万本に倍増する。
新設備では薄型のペットボトルを使用できるため、省エネや廃棄物の削減などにつながり、年間約8,800万バーツの生産コストを削減できるとみている。
新工場への総投資額は、既存の各工場と同じ14億3,000万バーツ。
同社は新工場の建設計画を発表していたが、政府が3月に茶飲料への物品税課税を検討していると表明。課税により製品価格が上昇し、販売が落ちるとみて、建設計画を一時中止した。
現時点で、政府は茶飲料への物品税の扱いを決めていないが、同社は将来的な需要の拡大を見込み、計画の続行を決めた。
同社の飲料売上高のうち緑茶の比率は9割。昨年の茶飲料市場でのシェアは64%。昨年の市場規模と伸び率は48億バーツ、17%だった。
(2009年6月25日 6:50)