タイ中央銀行が6月30日発表した経済指標(速報値)によると、5月は生産、消費、投資、輸出入ともほぼ前月並みのマイナスだった。中銀は特に農業生産の減少による消費低迷、観光業の不振に懸念を示した。
表示 鉱工業生産指数(MPI)は昨年同月比で10.0%減少し、前月の9.7%減からほぼ横ばい。乗用車やたばこ、飲料の減産が目立った。
農業生産は9.9%減少。価格も低下し、農業所得は29.4%減少した。
民間消費指数(PCI)も4.7%減少。民間投資指数(PII)は16.5%減だった。
消費者物価指数(CPI)上昇率はマイナス3.3%と5カ月連続のマイナス。生鮮食品・エネルギーを除いたコア物価指数はマイナス0.3%。約5年半ぶりのマイナスだった。
政府歳入は20.1%減少し、税収は24.8%減。うち法人税は38.6%減と大きく落ち込んだ。
▼観光客が22%減
輸出は26.5%、輸入は34.3%それぞれ減少し、貿易収支は23億3,900万米ドルの黒字だった。観光客数が22.2%減の91万2,000人に落ち込み、サービス・移転収支は9億4,900万米ドルの赤字。経常収支は13億9,000万米ドルの黒字だった。
(2009年6月30日 8:17)