タイ製薬公団(GPO)は25日、新型インフルエンザの治療薬として、抗ウイルス薬「タミフル」の後発医薬品(ジェネリック薬)を4,000万錠増産すると明らかにした。感染者の急増に対応し、予定より3,000万錠増やした。
26日付ネーションなどによると、原料がインドから届き次第、増産に着手する。27日の到着を予定している。生産コストを1錠につき25バーツと試算し、政府に7億5,000万バーツの予算を要求した。
また、タミフルに耐性を持つ新型インフルエンザのウイルスがデンマークや日本などで報告されていることから、インフルエンザ治療薬「ザナミビル」の備蓄量を5万人分に倍増することも決めた。
▼クリニックでも処方
ウィタヤー保健相は24日、病院より規模が小さい私立クリニックのタミフル処方を許可する方針を明らかにした。国内の新型インフルエンザによる死者のほとんどがクリニックを受診し、タミフル投与が遅れたため。クリニックでも処方することで、重症化を防ぎたい考え。
保健省の22日の発表では、国内の新型インフルエンザによる死者は44人、累計感染者数は6,776人。同相は感染者数が10万人に達するとの見通しを示した。うち90%は治療の必要がない軽症で済むとみている。
(2009年7月26日 10:50)