タイ中央銀行のアチャナー副総裁は24日、今年の実質国内総生産(GDP)伸び率予測を、マイナス4.5~マイナス3.0%に1.5ポイント下方修正した。第1四半期の落ち込みや世界経済の回復の遅れなどを加味した。
25日付各紙によると、同副総裁は「4~5月は経済が安定し、景気は底を打ったと判断している。ただ、第1四半期のGDP伸び率マイナス7.1%が予想よりはるかに悪かった」と述べた。
原油高騰や新型インフルエンザの感染拡大、景気刺激予算の支出の遅れ、政治不安などもマイナス要因に挙げた。
輸出額の伸び率はマイナス22.5~マイナス19.5%、輸入額はマイナス32.0~マイナス29.0%と予測。民間消費・投資も経済成長に寄与せず、景気回復には公共投資が鍵を握っていると指摘した。
一方、下半期には輸出の落ち込み幅が緩やかになり、GDP伸び率は第4四半期にプラスに転じると予測。来年の伸び率は4月予測の1.5~3.0%から3.0~5.0%に上方修正した。
(2009年7月26日 10:51)