アユタヤで需要5000人、電子業界の雇用回復
タイ工業連盟(FTI)は27日、電子業界の業績回復に伴い、中部アユタヤ県の工場で5,000人の労働需要が生じていると明らかにした。ハードディスク駆動装置(HDD)や集積回路(IC)の大手メーカーなどが従業員を増やす動きが目立っている。
28日付各紙によると、世界経済減速の影響で、電子業界では従業員の解雇が2万7,000人に上ったが、第2四半期から輸出の復調に伴う増産のため、雇用が回復。大手メーカーが集まる同県で需要が増加している。
FTIアユタヤ県支部のトットサポン支部長は「数カ月前から再雇用が始まり、電子業界で4,000~5,000人が必要とされている。自動車業界は国内市場しか回復しておらず、それほど雇用は増えていない」と述べた。
同県では1,800工場のうち電子製品の工場が1割を占め、県内の工場労働者24万人の半数を電子業界が雇用しているという。
HDD大手の米ウエスタンデジタル(WD)は今年4月、生産・輸出拠点とする国内2工場で計3,000人を雇用し、3万1,000人に増員した。同県ではバンパイン工業団地内に工場を構えている。
▼ICのハナ、650人再雇用
ICメーカーのハナ・マイクロエレクトロニクスは、今月から契約社員の再雇用を始めており、月末までに650人を雇う。アユタヤ工場の稼働率は第1四半期に50%だったが、約90%まで回復した。
リチャード・ハン最高経営責任者(CEO)は「稼働率が著しく上昇し、再雇用が必要になった」と説明している。
同社は昨年第4四半期から、同県のハイテク工業団地と中国・浙江省嘉興のIC工場で計1,600人のレイオフ(一時帰休)を実施した。
(2009年7月28日 8:07)
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