日本貿易振興機構(ジェトロ)が22日発表した海外の日系企業調査によると、今後1~2年で事業を拡大すると回答したタイの日系企業は49.0%にとどまり、昨年比で11.9ポイント低下した。
アジア・オセアニア20カ国・地域の日系企業を10~11月に調査し、タイでは製造業・非製造業の563社が回答した。
今後1~2年の事業展開について、タイの日系企業は「拡大」が49.0%、「現状維持」が48.0%、「縮小」が2.9%。「拡大」の比率は2年連続で低下し、20カ国・地域の平均51.2%も下回った。
今年の営業利益の見通しは、「黒字」が70.4%、「赤字」が13.0%、「均衡」が16.6%。昨年との比較では、「改善」が37.4%、「横ばい」が28.3%、「悪化」が34.2%と大きく分かれた。悪化の要因(複数回答可)は、「現地市場での売り上げ減少」が68.5%で最も多かった。
経営上の問題点(複数回答可)は、「従業員の賃金上昇」(60.1%)「品質管理の難しさ」(58.2%)が昨年同様にトップ2。「主要販売市場の低迷(消費低迷)」(52.4%)が3位に2ランク上昇した。
(2015年12月23日 9:32)