
日産自動車の東南アジア地域統括会社アジア・パシフィック日産自動車は28日、東南アジア向け車両の研究開発(R&D)強化に向け、中部サムットプラカーン県で車両試験施設「R&Dテストセンター」を開所した。
車両工場近くにあるR&D拠点の一部として設置した。敷地面積は6,600平方メートル。投資額は10億バーツ。タイなど東南アジアで生産する車種の開発に活用するほか、タイから90カ国以上に輸出する車両の試験にも利用する。
日産自動車によると、「無響室、電波暗室、振動シミュレーター装置がある環境試験室など、タイでは業界初となるテスト設備を導入した」という。
日産はタイで1963年に生産を開始し、東南アジア最大の生産・輸出拠点としている。2003年にR&Dセンターを設立。R&D機能の強化に取り組み、13年には東南アジア初のテストコースも開所した。タイのR&D部門の従業員は16年度中に330人まで増やす。
タイ日産自動車の南部一孝社長は開所式で、「新テストセンターはタイの自動車産業の発展にとって重要なマイルストーンになる」と述べた。開所式には、ソムキット副首相やアチャカ工業相、アピラディー商務相、ピチェート科学技術相も出席した。
(2016年4月29日 6:33)