
豊田通商は16日、日系メーカーに賃貸工場などを提供する「テクノパーク」をカンボジアで開業したと発表した。タイから進出する企業の利用を見込む。加工受託や労働者派遣のサービスも提供する。
昨年5月に設立した完全子会社テクノパーク・ポイペトが、タイ東部サケオ県と国境を接するカンボジア北西部バンテアイミアンチェイ州ポイペトのサンコー経済特別区で開発した。当初の賃貸工場は面積約8,000平方メートル。本年度に6社の進出が予定され、分割して貸し出す。さらに、需要に応じて増設する方針。
工場と土地、事務所を賃貸するほか、給食サービスや総務、人事、経理などの事務代行サービスを提供する。
また、労働集約的な加工工程を請け負うサービスも提供する。バリ取りや縫製、切断、梱包などの作業をカンボジアの安価な労働力を生かして請け負う。
さらに、現地の人材の教育・派遣サービスも提供する。現地には農業従事者が多く、製造業向けに教育してから派遣する。
豊田通商は「企業がものづくりに専念できる環境を整備し、カンボジア進出によるコスト削減に貢献する」としている。
タイの日系メーカーが周辺国に補完的な生産拠点を求める「タイプラスワン」の動きに対応。タイやベトナムとの物流の利便性を考慮し、第2東西経済回廊(南部経済回廊)にあるポイペトで開発した。
(2016年9月19日 7:55)