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大手不動産開発のWHAグループのデビッド・ナードン(DAVID R. NARDONE)副会長は筆者と単独会見し、今後、サラブリに1か所、東部臨海工業地帯に3か所の工業団地を新設することや、近くベトナムのビンで同社グループとしてベトナムで初の工業団地建設に着工するが、「2017年末から2018年の年初までに第1フェーズ(1期)の販売を開始、すでに70年間リース契約で1平方メートル38米ドルという競争できる販売価格も決めた」ことを明らかにした。また、日系企業
の技術を用いたデジタルハブ(データセンター)もバンコク、バンナー、イースタン・シーボード工業団地の3か所に建設することなども明らかにした。
イースタン・シーボード工業団地などタイで9か所の工業団地を開発・運営してきたヘマラート・ランド・アンド・ディベロップメント社がタイ証券取引所(SET)での上場を廃止、もう一つのSET上場会社で倉庫開発などのWHAコーポレーション傘下に入ったが、先月末から新ロゴを決めて新たにWHAグループとして再出発した。デビッド・ナードンWHA副会長はヘマラート・ランド・アンド・ディベロップメント社時代には長く社長兼CEOを務めたが、このほどWHAグループ副会長として工業と国際部門の責任者(EXECUTIVE)に就任した。
ベトナムに工業団地を造る場所はハノイから280キロ南のゲアン(Nghe An)省の省都で国際港があるビン市内の2か所。「計1万ライ(1ライは1,600平方メートル)以上の大規模工業団地を開発します。この地には310万もの人口があり、労働集約企業の投資にも適しています。(1平方メートル38米ドルという販売価格は)ハノイあたりの90米ドルの団地などに比べて半額以下と、投資家にリゾナブルな価格だと考えています。現在はハノイからビンまで車で6時間半ほどかかりますが、道路事情が改善されると3時間ほどに短縮できると説明されている」などと説明した。
WHAグループでは今後、工業団地、物流・倉庫、ユーティリティ部門、デジタルハブの4部門をタイにとどまらずAEC(ASEAN経済共同体)各地で展開していく方針。2016年から2020年までの5か年計画に430億バーツを投入する方針。WHAグループで今後建設するものも含めて工業団地のトータルが45,269ライ(1ライは1,600平方メートル)とタイ最大。これまでに計1,019件の入居契約があるが、内38%が日本企業(2位はタイ企業)。工業団地とは別にユーティリティ部門では日本企業と協力して太陽光発電所、廃棄物発電所も建設する。
(アジア・ジャーナリスト 松田 健)
(2016年9月27日 7:39)