軸受け大手の大同メタル工業は23日、自動車・機械部品メーカーの旭テック(本社・静岡県菊川市)からタイを中心とする自動車部品事業を買収すると発表した。
主力の自動車関連事業を強化するのが目的。旭テックの日本の完全子会社ATAキャスティングテクノロジージャパン(ACJ)の全株式を125億4,000万円で取得し、ACJのほぼ全額出資のタイ子会社ATAキャスティングテクノロジー(ACT)を孫会社化する。両社はそれぞれ設計・開発、生産・販売を手掛けている。来月中に手続きを完了させる。
ACTは中部サムットプラカーン県に本社工場があり、主に自動車・部品メーカー向けにアルミニウム製のダイカスト鋳造部品を生産している。アルミの溶解、鋳造、加工などの一貫生産体制を持ち、タイの日系メーカーでは最大規模という。年間売上高は約80億円。
大同メタル工業は買収により、軸受け以外の自動車部品のラインアップを拡充する。タイでの人材交流や技術・ノウハウの共有による生産・技術力の強化などの効果も見込む。
タイには1973年設立の子会社ダイナメタルがあり、東部チャチュンサオ県のウェルグロー工業団地内の工場で主に自動車用の軸受けを生産している。
(2016年12月26日 7:17)