日用品卸のPALTAC(本社・大阪市中央区)は12日、大手財閥サハ・グループと物流事業で提携すると発表した。日本の卸売業のノウハウ活用を目指し、サハ傘下の物流会社に出資する。
サハ傘下の物流会社タイガー・ディストリビューション&ロジスティクス、化粧品・衣料製造販売会社ICCインターナショナルの2社と協力し、タイで流通の効率化に取り組む。
タイガーには30%を出資するとともに、タイガーが新バンコク国際空港(スワンナプーム空港)付近で来年6月ごろに稼働させる物流センターを対象にノウハウを提供。3年後をめどに「日本型の卸売業」の導入を目指す。
また、日本とタイで生産された商品の相手国への輸出でも3社が協力する。
PALTACは日本で培った卸売業のノウハウを海外で活用するため、進出先と提携先を模索していた。「物流と商流が一体となった『日本型の卸売業』は消費財の流通で非常に効率的な社会的機能を果たしている」としている。サハとの提携により、タイだけでなく、東南アジア全域での事業も視野に入れている。
PALTACは1928年設立。日用品や化粧品、医薬品などの卸売りと物流を手掛け、ドラッグストアやコンビニエンスストア、スーパーなどに納入している。製造・小売業の輸出入も請け負っている。
(2017年5月15日 6:30)