日立化成は20日、「3K」ブランドの自動車用バッテリー大手タイ・ストレージ・バッテリー(TSB)を買収すると発表した。買収額は最大で55億バーツ。鉛蓄電池の東南アジア事業を強化する。
今年3月に設立したタイの子会社サイアム・マギを通じ、TSBの株式43.9%をカウィー社長ら創業家コーパイブン家の5人から25日に取得する予定。取得額は約24億1,470万バーツ。
さらに、残る全株を対象に来月1日から9月8日まで株式公開買い付け(TOB)を実施する。TSBはタイ証券取引所(SET)に上場しており、買い付け価格は20日終値を10.4%上回る1株275バーツ。買い付け総額は最大で約30億8,530万バーツとなる。
日立化成はTSBのブランド力や販売網、生産拠点を活用し、東南アジアで鉛蓄電池事業を強化する方針。両社の自動車用と産業用の鉛蓄電池を双方の販売網を通じて販売する。これまで日立化成はタイで子会社を通じ、鉛蓄電池の生産販売を手掛けてきた。
TSBは1986年設立。自動車・バイク用バッテリーを主に生産し、東南アジアを中心に販売している。昨年の売上高は53億5,580万バーツ、純利益は1億5,650万バーツだった。
(2017年7月21日 6:31)