カネカは4日、タイで自動車用部材などに使われる発泡樹脂の工場を建設すると発表した。投資額は約20億円。来年9月の稼働開始を予定している。
現地法人のカネカ(タイランド)が東部ラヨン県のヘマラート・イースタン・シーボード工業団地内にビーズ法発泡ポリオレフィンの工場を建設する。年産能力は3,000トン。ビーズ法発泡ポリエチレンとビーズ法発泡ポリプロピレンを生産する。
東南アジア・インド地域の旺盛な需要に新工場で対応する。マレーシア工場と合わせ、同地域の年産能力を6,000トン超に引き上げる。
ビーズ法発泡ポリオレフィンはバンパーやシートなど自動車部品に幅広く使われ、軽量化に役立っている。耐衝撃性や耐熱性、耐薬品性に優れ、家電製品や精密機器の緩衝包装材などにも使われる。
カネカは、同地域では自動車の生産台数増加と軽量化ニーズの高まりにより、自動車用を中心に大幅に需要が伸びると予想。最も需要が大きいタイに工場を設置する。海外ではマレーシアのほか、中国、欧州にも工場がある。
カネカ(タイランド)は2015年6月に発泡樹脂の生産販売を目的に設立された子会社。
タイのマーケティング拠点として、同社が今年10月に「バンコクオフィス(仮称)」も設立する。幅広い産業を対象に新たな需要開拓などに取り組む。
(2017年8月7日 6:56)