
東洋紡は21日、化学大手インドラマ・ベンチャーズ、岩谷産業と、環境に配慮したポリエチレン・テレフタレート(PET)樹脂の生産技術・特許のライセンス契約を締結したと発表した。
インドラマが東洋紡の技術を使ったPET樹脂の生産に着手しており、ペットボトル原料などとして岩谷産業が販売する。すでにサントリー食品インターナショナルの飲料用ペットボトル用に採用が決まった。
東洋紡の技術では、PET樹脂の生産に必要な重合反応を促進する触媒を、従来のレアメタル(希少金属)や重金属の化合物から、独自開発のアルミニウム触媒に変更。これにより、従来よりリサイクルが容易になる。また、透明性や熱安定性に優れ、ペットボトルやフィルム、シート、繊維、成形品など幅広い用途に適しているという。耐水性や耐候性にも優れ、東洋紡は太陽電池用フィルムに使用している。
世界的な生産拠点を持つPET樹脂の世界最大手インドラマと協力することで、東洋紡は独自の技術と触媒の世界展開を図る。これまでもインドラマとは繊維分野で協力してきた。
(2017年9月22日 6:15)