
訪米中のプラユット暫定首相は2日、トランプ大統領とホワイトハウスで会談し、2国間の関係強化を図る方針を確認した。2014年のクーデター後、両国の首脳会談は初めて。
クーデター後の軍事政権にオバマ前大統領は冷淡な姿勢を示していたが、トランプ大統領は寛容な姿勢を見せており、米国との関係が改善する見通し。アジアの安全保障問題が背景にあり、国際的なイメージアップを図りたい軍政には好都合な展開となった。
首相府広報局などによると、両首脳は北朝鮮の核・ミサイル問題や中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題など、アジアの安全保障について意見交換し、協力関係を確認した。また、2国間の貿易・投資についても協議し、大統領は対タイ貿易赤字を削減したい考えを表明、米国からの輸入を拡大するよう求めた。
また、大統領は来年の総選挙実施と民政復帰を目指すタイの取り組みを評価し、軍政に理解を示した。
暫定首相は1~4日の日程で米国を公式訪問。ソムキット副首相やドン外相、アヌポン内相らが同行している。3日以降は米財界との交流会などに出席し、タイには5日に帰国する予定。
(2017年10月4日 6:28)