サントリー食品インターナショナルは2日、米飲料大手ペプシコのタイの清涼飲料事業会社の株式51%を取得し、合弁会社にすると発表した。ペプシコとともに、タイで飲料事業の立て直しを図る。
シンガポール子会社のサントリー・ビバレッジ&フード・アジアが、ペプシコのタイ子会社ペプシコーラ(タイ)トレーディングから生産子会社インターナショナル・リフレッシュメント(タイランド)の株式51%を取得する契約を結んだ。取得額は約330億円。来年3月に取得する予定。
株式取得に伴い、インターナショナル社に清涼飲料の生産のほか、販売機能も持たせる。社名は「サントリー・ペプシコ・ビバレッジ(タイランド)」に変更する。
サントリーはペプシコのタイの事業基盤を活用し、タイで飲料事業を拡大したい考え。タイでは果汁飲料大手ティプコ・フーズとの合弁会社を通じ、サントリーブランドのウーロン茶飲料や機能性飲料などを生産・販売してきたが、今年3月に合弁事業を解消していた。合弁会社は赤字が膨らんでいた。このほか、タイには「ブランズ」ブランドの健康飲料を生産・販売する現地法人ブランズ・サントリー(タイランド)もある。
一方、ペプシコは2012年にボトラー(瓶詰会社)だったスームスックとの契約を解除し、独自の生産販売体制に移行。これを機にシェアが低下し、主力のコーラ飲料では首位の座を米コカ・コーラに明け渡した。
(2017年11月3日 6:14)