帝人は13日、タイに繊維の研究開発(R&D)拠点を設置すると発表した。ポリエステル繊維の中核生産拠点としているタイの機能を強化する。
子会社の帝人フロンティアが来月、中部パトゥムタニ県のタイランド・サイエンス・パーク(TSP)内にR&D拠点の「帝人フロンティア・タイ・イノベーション・ラボラトリー」を開設する。ポリエステル繊維の原料開発を中心に取り組み、製糸技術や後加工技術なども研究する。
タイにはポリエステル繊維の原糸から生地、加工、縫製までの一貫生産体制と世界的な販売機能があり、R&D拠点の設置により、さらに競争力強化を図る。
また、帝人は日本からタイへのポリエステル繊維の主要銘柄の生産移管が完了したことも発表した。現地法人のテイジン・ポリエステル(タイランド)に移管を進めていた。
帝人はタイで1966年にポリエステル繊維の輸出入・販売拠点を開設して以来、事業を拡大してきた。現在はタイヤコードや高機能繊維のアラミド繊維なども生産している。
タイのグループ企業は9社、従業員約1,900人を抱えている。本年度(2017年4月~18年3月)のタイの売上高は150億バーツを見込む。
(2017年12月14日 6:53)