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岩谷産業は7日、タイで産業用ガスの充てん拠点「バンコクガスセンター」を開設すると発表した。東南アジアでヘリウムの供給体制を強化する。
中部サムットサコン県で完全子会社の泰国岩谷会社が建設し、来月に稼働を開始する。サムットサコン工業団地に入居し、敷地面積は8,000平方メートル。ヘリウムガスと液化ヘリウムの充てん・販売を手掛ける。
東南アジア地域で産業用ガス市場が成長しており、ヘリウムを主体とした産業用ガスの供給拠点を新設することで、産業用ガス事業の拡大を図る。同地域のヘリウム供給拠点はマレーシアに次いで2カ所目。同地域の安定供給体制を強化する。
ヘリウムは半導体の製造過程やMRI(磁気共鳴画像装置)の冷却などに使われ、先端産業で必要とされる一方、産地が限られる希少なガス。岩谷産業は米国産ヘリウムに加え、アジアの企業として唯一、カタール産ヘリウムの直接購入権を保有し、日本やアジア諸国などに供給している。
泰国岩谷会社は1990年設立で資本金3億バーツ。産業用ガスや機械、合成樹脂、金属材料など幅広い製品の輸出入・販売を手掛けている。
(2021年10月11日 9:20)