サイアム商業銀行とTMB銀行のシンクタンクは8日、今年の国内総生産(GDP)伸び率をそれぞれ4.0%、4.2%とする予測を発表した。昨年とほぼ同様のペースで景気が拡大するとみている。
サイアム商銀のエコノミック・インテリジェンス・センター(EIC)は、世界経済の回復で輸出や観光業の好調が続き、景気を支えると予測。民間投資も回復するほか、政府の大型インフラ整備事業の効果も表れるとみている。懸念要因としては、バーツ高による輸出の減速や農産物価格低下による消費の鈍化などを挙げた。
TMB銀のTMBアナリティクスも、世界経済の回復に伴う輸出の増加や官民の投資の活発化などで景気が拡大すると予測した。ただ、高水準の家計債務などで個人消費は伸び悩む可能性があると指摘した。
両者とも昨年のGDP伸び率を4.0%と予測している。昨年1~9月の伸び率は3.8%だった。第4四半期は上昇する見通し。
今年のGDP伸び率について、タイ中央銀行は3.9%、財務省は3.8%、国家経済社会開発委員会(NESDB)は3.6~4.6%と予測。昨年の伸び率はそれぞれ3.9%、3.8%、3.9%と予測している。
(2018年1月9日 6:40)