
バンコク首都圏の路線バス事業に民間企業を参入させる軍政の計画に基づき、民間企業による初のバス運行が16日、始まった。まず1社が1路線で開始し、来月には別の1社も参入する。
首都圏の路線バス事業は1983年からバンコク大量輸送公団(BMTA)に独占的な運営権が認められていたが、暫定政府が2016年9月に独占体制の廃止を閣議決定。運輸省陸運局が監督し、バス事業者に営業免許を与える制度に変更した。これまで民間のバスは同公団の委託先に限られていた。
新たに2社の参入が決まり、まずマーラット・トランスポートが運行を開始した。都内ラチャテウィーと中部サムットプラカーン県バンプリを結ぶ61キロの路線が対象。運賃は13~25バーツ。31人乗りのバス16台を使用する。
来月はチャイウィセート・トランスポートも都内モーチットと中部ナコンパトム県サラヤを結ぶ40キロの路線で運行を開始する。21~30人乗りのバス18台を使用する。
民間企業の参入で競争が生まれ、サービスや安全性の向上、乗客増などの効果があると見込まれている。
2社のバスでは集積回路(IC)カード式の乗車券が利用可能。身障者用の設備を充実させ、同局が監視できるようGPS(全地球測位システム)機器や監視カメラ(CCTV)も搭載している。
(2018年1月18日 6:36)