
液化石油ガス(LPG)販売のサイサン(本社・さいたま市大宮区)は1日、タイの同業PAPガス・アンド・オイルに資本参加すると発表した。産業・家庭用LPGの需要増を見込み、タイのLPG市場に参入する。
PAPはLPG販売で国内5位。2009年に設立され、資本金は5億2,000万バーツ。サイサンが株式の49%を取得し、最高経営責任者(CEO)などの人員を派遣する。サイサンの「ガスワン」ブランドを使い、PAPの社名も「PAPガスワン」に変更する予定。株式取得額は明らかにしていない。
タイでLPGの市場調査を行い、有望な市場とみて合弁事業による進出の機会をうかがっていた。海外拠点はタイが8カ国目となる。東南アジアではベトナム、インドネシア、カンボジアにも進出しており、タイの拠点との相乗効果が生まれると見込んでいる。このほか、バングラデシュ、ネパール、モンゴル、オーストラリアに進出している。
一方、PAPは主に自動車燃料用にLPGを販売し、年間販売量は約10万トン。産業・家庭用LPGの販売拡大を課題としている。産業・家庭用に強みを持つサイサンの販売ノウハウを活用していく方針。
(2018年3月2日 6:57)