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民政復帰に向けた下院総選挙(定数500)の投開票が24日行われ、親軍派の国民国家の力党が躍進、プラユット暫定首相が続投する見通しが強まった。タクシン元首相派のタイ貢献党と激しい接戦を演じた。
軍政下で制定された新憲法により、軍政が任命する上院議員(定数250)も首相選出の投票に加わることになったため、親軍派は下院で126議席を確保すれば上下両院の過半数を制し、政権を発足できる。
25日付各紙によると、両党とも獲得議席は130~140議席程度となる見通し。国民国家の力党が予想以上に得票を伸ばしたため、政権獲得に大きく近づいた。タイ貢献党は勢力がやや縮小したほか、比例代表の議席獲得を狙って設立された姉妹政党のタイ国家維持党が解党処分を受けたことも痛手となった。
一方、親軍派とタクシン派の両派と距離を置いていた民主党は大敗し、定位置だった第2党の座から転落。アピシット党首は24日夜、党首を引責辞任すると発表した。
国民国家の力党は今後、下院での過半数確保による安定政権を目指し、タイ名誉党やタイ国家開発党、民主党などと連立政権樹立に向けた交渉に入る見通し。
2014年5月のクーデターにより、総選挙は約8年ぶりに実施された。当初は先月24日に実施され、新政権発足と民政復帰が6月となる見込みだったが、国王の戴冠式が5月4日に決まったことが影響し、1カ月延期された。
(2019年3月25日 9:05)