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国会は5日、上下両院議員による首相指名選挙を行い、新首相にプラユット暫定首相(65)を選出した。5年に及んだ軍政は終了し、親軍派の新政権が誕生する。
軍政下で制定された新憲法により、軍政が任命する上院議員も首相指名選挙に加わったため、親軍派が推すプラユット氏が圧勝した。
6日付各紙によると、上院(定数250)と下院(同500)の議員が投票し、プラユット氏は500票を獲得。反軍政派の対立候補タナトン氏は244票にとどまった。
プラユット氏は親軍派の国民国家の力党などの下院議員と上院議員から支持された。一方、タナトン氏は軍政と敵対する新未来党の党首で、同党やタクシン元首相派のタイ貢献党などの下院議員が支持した。
プラユット氏は国王の承認を経て新首相に就任し、国民国家の力党を軸とする19党の連立政権を発足させる見込み。
同氏は東北部ナコンラチャシマ県出身。陸軍士官学校卒。第1軍管区司令官、陸軍参謀長などを経て、2010年10月に軍の実質的なトップ、陸軍司令官に昇格した。タクシン派のインラック政権を崩壊させた14年5月のクーデター後、暫定首相に就任していた。
軍政は新憲法により、軍の影響力を温存し、大政党を弱体化させる仕組みを導入。5年ぶりの民政復帰後も、軍の強い影響下の政権が続く見通しとなった。
(2019年6月6日 8:45)