自動車部品・改造車製造のタイルン・ユニオンカーは9日、トラックの荷台架装メーカー、日本トレクス(本社・愛知県豊川市)などと合弁会社を設立すると発表した。タイでトラックの荷台などの生産を開始し、新分野に参入する。
新会社の「トレクス・タイルン」を設立する。資本金は3億バーツ。出資比率は、タイルンが40%、日本トレクスが30%、日本トレクスの親会社で特装車大手の極東開発工業(同・兵庫県西宮市)が15%、三井 物産の現地法人ミットサイアム・インターナショナルが15%。合弁事業の契約を同日締結した。
新会社が東部ラヨン県のアマタシティー工業団地内に工場を設置する。トラックの側面や天井が開くウイングボディー、ダンプトラックの荷台、コンクリートミキサーなどトラックの荷台部分や部品を生産し、アフターサービスも開始する。
タイルンは新事業の目的について、「国内と東南アジアで市場が成長しつつあるトラックのボディー分野に事業を拡大する」とし、国内外の新規顧客の獲得や日本企業のノウハウを生かした競争力強化も期待できると説明した。
タイルンは建設機械などのキャブ(運転室)のメーカー、共和産業(本社・石川県白山市)と合弁会社を設立し、キャブや部品を生産する計画も今年2月に発表している。
日本トレクスは1964年に設立され、2007年に親会社が住友軽金属工業(現UACJ)から極東開発工業に変わった。海外生産拠点はタイが初となる見込み。極東開発工業は中国、インド、インドネシアに海外生産拠点を設置している。
(2014年4月10日 9:52)