自動車用シートの大手メーカー、タチエス(本社・東京都昭島市)は15日、タイの合弁会社を完全子会社化するなど、自動車部品大手の米リア・コーポレーションとの4カ国の合弁事業を解消すると発表した。
タイ、米国、英国、インドに設置しているシート生産の計4社が対象。タイと米国の2社をタチエスの完全子会社に、英国とインドの2社をリアの完全子会社にする。
タイの合弁会社は中部サムットプラカーン県のタックル・シーティング・タイランド。2010年3月に設立され、資本金は約4億7,600万円。出資比率はタチエスが49%、リアの子会社が51%。タイ日産自動車にシート・部品を供給するため設立され、昨年の売上高は前年比9.0%減の56億6,900万円、純利益は同4.6%増の7億600万円だった。完全子会社化に伴い、社名を「タチエス・オートモーティブ・シーティング(タイランド)」に変更する。
米国ではタックル・シーティングUSAがタチエスの完全子会社になり、英国のタックル・シーティングUKとインドのタックル・オートモーティブ・インディアはリアの完全子会社になる。タチエスグループはそれぞれ51%、49%、49%を出資している。
タチエスは「各地域での運営・生産が安定したことに加え、得意先対応の一層のスピードアップと向上を図るため出資比率を変更する」としている。
タチエスはタイでは、リアとの合弁会社を通じて現地生産を開始した。11年9月には東南アジア諸国連合(ASEAN)事業などを統括する完全子会社タチエス(タイランド)もバンコク都内で設立している。
(2014年4月17日 10:22)