
大同特殊鋼(本社・名古屋市東区)は22日、タイで新工場の稼働を開始したと発表した。自動車トランスミッション用の型鍛造部品を生産する。海外生産はアジアで初めて。
東部チョンブリ県のピントン工業団地内に新工場を設置した。投資額は30億円。敷地面積は8万4,688平方メートル。新たな子会社ダイドー・スチール(タイランド)が運営する。同社は資本金5億5,000万バーツで、完全子会社として昨年1月に設立された。
熱間鍛造を高速化し、品質も高められる新開発の横型鍛造機を導入した。月産能力は100万個。鍛造荷重は1,300トン。直径60~125ミリ、最大で厚さ55ミリの部品を生産できる。量産開始に向け、今月中に試作品の出荷を開始する。
これまで東南アジアの日系メーカーにトランスミッション用の型鍛造部品を日本から輸出していたが、現地調達のニーズが高まっているため、日本、米国に次ぐ生産拠点をタイに設置した。
新会社には特殊鋼鋼材の物流・営業拠点としての機能や、タイに進出するグループ企業を支援する機能も持たせる。東南アジアのサプライチェーン(供給網)拠点と位置付ける。
(2016年4月25日 9:39)