自動車用皮革シートなどを生産するチャイワタナー・タンネリー・グループは10日、子会社が日野自動車と協力し、ミニバスを生産すると発表した。
運輸省がワゴンバスの事業者の車両をミニバスに変更させる計画を進めており、ミニバスの需要増を見込んで生産する。
子会社のボートメーカー、サクンCイノベーションが日野と共同でミニバスの設計や生産に取り組む。同省陸運局の基準を満たす乗車定員20人のバスを設計。サクンCがボディーを生産し、日野から供給されたシャーシなどを使って完成させる。国内で販売するほか、海外販売の可能性も想定している。日野の販売会社、日野モータース・セールス(タイランド)と先月20日に共同事業の契約を結んだ。
同局は昨年1月、ワゴンバスの事故が相次いだことを受け、より大型で安全とみられるミニバスに切り替えさせることを決定。ワゴンバス事業者に対するワゴンの新規の使用許可と更新許可を打ち切った。
サクンCはアルミニウム製の小型ボートが主力製品。ミニバス生産の計画を有望とみて、チャイワタナーがこのほど買収、子会社化した。
チャイワタナーは自動車用シートのほか、靴、かばん、衣料、家具用の皮革、家具などを生産。発電事業を拡大するなど事業多角化を進めている。
(2018年7月11日 6:30)