インドの自動車大手タタ・モーターズはこのほど、タイでの現地生産の中止を決定したと発表した。
来年3月までの本年度中に生産を打ち切り、完成車の輸入に切り替える。現地の市場ニーズに合わせ、製品ラインアップも見直す。
生産台数が少ないため、現在のタイの事業モデルは適切ではなく、長期的に持続できるように見直したと説明。引き続きタイで販売拡大に取り組むとしている。
3日付バンコクポストなどによると、タイでは2008年から委託先の工場で生産してきたが、販売台数が伸びず、生産事業が赤字となっていた。販売台数は2012年度の4,597台をピークに減少傾向となり、昨年度は前年度比26%減の994台だった。
主力の1トンピックアップトラック「ゼノン」の現地生産を開始し、国内市場に参入したが、日米メーカーが圧倒的な1トンピックアップトラック市場で苦戦していた。今年上半期の販売台数は昨年同期比29%減の294台にとどまった。
委託先の工場はバンコク都内にあり、1トンピックアップトラックのほか、小型トラックも生産している。
(2018年8月6日 6:19)