
タイ工業連盟(FTI)は26日、臨時役員会を開き、パユンサック会長の解任を決定した。前会長のサンティ名誉会長を新会長に選出し、同日付で会長が交代した。
27日付各紙によると、FTIは国内最大の財界団体。1967年の設立以来、会長が解任される事態は初めてという。
中小企業への配慮が足りず、政府に対する最低賃金引き上げ延期の要望が不十分だったことが解任の理由とされた。政府が20日の閣議で来年1月1日付の引き上げを決めたことで、辞任圧力が強まっていた。
パユンサック氏は臨時役員会の延期を指示したが、役員348人の過半数の182人が参加したため成立し、賛成多数で会長の解任が決まった。
同氏は2010年4月に会長に就任。新日鉄住金の子会社サイアム・ユナイテッド・スチールの元上席副社長で、FTIの副会長や鉄鋼部会長の経験もあった。残りの14年4月までの任期をサンティ会長が務める。
サンティ氏は大手財閥サハ・パタナピブン・グループの持ち株会社の元社長。06年4月~10年4月の4年間、FTI会長を務めた。
(2012年11月27日 14:05)