タイ中央銀行が6月30日発表した経済指標(速報値)によると、5月は工業生産や民間消費の落ち込みが拡大し、民間投資はマイナスに転じた。輸出も減少が続き、国内経済の回復ペースは引き続き減速した。
表示 鉱工業生産指数(MPI)の伸び率は昨年同月比でマイナス7.6%。下落幅は前月より0.5ポイント拡大した。国内外の需要低迷が影響した。設備稼働率は56.9%となり、大型連休で低下した前月より4.2ポイント上昇した。
民間投資指数(PII)の伸び率は昨年同月比でマイナス0.4%。機械輸入や商用車購入などが減少し、前月の0.7%からマイナスに転じた。
民間消費指数(PCI)の伸び率はマイナス0.4%となり、2カ月連続のマイナス。干ばつ被害の影響もあり、下落幅は0.3ポイント拡大した。
輸出額は5.5%減となり、5カ月連続のマイナス。輸入額も20.3%減にとどまり、貿易収支は16カ月連続の黒字。外国人旅行者数は38.2%増の230万9,000人と急増し、経常収支も8カ月連続で黒字だった。
(2015年7月1日 9:52)