タイ中央銀行が12月30日発表した経済指標(速報値)によると、11月は民間消費や政府支出、外国人旅行者数が伸び、国内経済のプラス要因となった。一方、輸出は引き続き減少、民間投資や工業生産も振るわず、景気回復は緩やかなペースにとどまった。
表示 民間消費指数(PCI)の伸び率は昨年同月比で3.7%。非耐久消費財の消費が伸びた上、自動車など耐久消費財の消費も増え、伸び率は前月より1.5ポイント上昇した。
政府支出の伸び率は17.0%となり、前月より6.2ポイント上昇した。物流、灌漑(かんがい)関連事業などの支出が増えた。
一方、民間投資指数(PII)の伸び率は1.6%にとどまり、前月より0.5ポイント低下した。工業生産指数(MPI)の伸び率も0.1%にとどまった。前月のマイナス0.8%からプラスに回復したが、引き続き低水準だった。設備稼働率は65.1%に前月比で0.8ポイント上昇した。
輸出額は昨年同月比6.6%減となり、下落幅は1.4ポイント縮小した。輸入額も同8.5%減にとどまり、貿易収支は22カ月連続で黒字だった。外国人旅行者数は5.1%増の254万9,000人に上り、伸び率が4.1ポイント上昇。経常収支は14カ月連続で黒字だった。
(2016年1月4日 7:09)