タイ中央銀行が5月31日発表した経済指標(速報値)によると、4月は工業生産が減速し、輸出も落ち込んだが、民間投資や民間消費は改善した。好調な観光業に支えられ、緩やかな景気回復が続いたと中銀は分析した。
表示 工業生産指数(MPI)の伸び率は昨年同月比で1.5%。自動車やエアコン、ゴム製品などの生産が増加したが、前月の2.2%から減速した。設備稼働率は58.4%に前月比で14.4ポイント低下した。
一方、民間投資指数(PII)の伸び率は昨年同月比で1.4%となり、前月より0.2ポイント上昇。民間消費指数(PCI)の伸び率も5.5%となり、前月より1.6ポイント上昇した。
輸出額は昨年同月比7.6%減と落ち込み、2カ月連続でマイナス。輸入額も同13.4%減にとどまり、貿易収支は27カ月連続で黒字。外国人旅行者数は9.8%増の264万3,000人と好調が続き、経常収支は19カ月連続で黒字だった。
(2016年6月1日 7:12)