世界銀行は5日、東アジア・太平洋地域の途上国の経済見通しを発表し、今年のタイの国内総生産(GDP)伸び率を3.1%と予測した。4月に予測した2.5%から引き上げた。
上半期の伸び率が3.4%で予想を上回り、景気回復のペースが速まるとみて上方修正した。民間消費の回復が続くと予想され、暫定政府の大型インフラ整備事業の効果にも期待できると指摘した。政情不安に陥る可能性が大きなリスク要因だったが、8月の国民投票で新憲法案が承認されたことで、リスクが低下したと分析した。
これまで世銀の予測はタイの政府機関などより低かったが、ほぼ同水準となった。来年のGDP伸び率も今年と同じ3.1%と予測し、4月に予測した2.6%から引き上げた。
(2016年10月6日 7:14)