タイ中央銀行が11月30日発表した経済指標(速報値)によると、10月は民間消費や工業生産が減速し、民間投資も落ち込みが拡大した。輸出はマイナスに転じ、観光業も失速。景気回復のペースが鈍化した。
表示 民間消費指数(PCI)の伸び率は昨年同月比で2.1%にとどまり、前月の3.9%から低下した。個人消費は鈍化傾向にあり、特に観光関連が低調だった。10月13日のプミポン国王死去も影響したとみられる。
民間投資指数(PII)の伸び率はマイナス1.5%となり、前月のマイナス0.3%から落ち込みが拡大した。工業生産指数(MPI)の伸び率も0.1%にとどまり、前月の1.1%から低下。自動車や家電、食品・飲料などの生産が減少した。設備稼働率は65.4%に前月比で0.1ポイント低下した。
輸出額は4.3%減少し、3カ月ぶりにマイナスとなったが、貿易収支は33カ月連続で黒字だった。外国人旅行者数は0.5%増の225万6,126人にとどまり、伸び率が大幅に低下した。経常収支は25カ月連続で黒字だった。
(2016年12月1日 7:17)