タイ中央銀行が5月31日発表した経済指標(速報値)によると、4月は工業生産がマイナスに転じ、民間投資も減少が続いた。一方、輸出や観光業は好調が続き、景気回復が進んだと中銀は分析した。
表示 工業生産指数(MPI)の伸び率は昨年同月比でマイナス1.7%。自動車やゴム・プラスチック製品、化学品、繊維・衣料などの生産が減少。前月は0.01%のプラスだったが、2カ月ぶりにマイナスとなった。設備稼働率も53.6%に前月比で13.4ポイント低下した。
民間投資指数(PII)の伸び率は昨年同月比でマイナス0.2%。前月のマイナス0.7%から上昇したが、引き続き不調だった。
一方、民間消費指数(PCI)の伸び率は3.6%となり、前月の2.8%から上昇した。農家の所得向上などで消費が増加した。
輸出額は5.9%増加し、6カ月連続のプラス。輸入額も10.1%増加したが、貿易収支は39カ月連続で黒字となった。外国人旅行者数は7.0%増の282万8,000人。経常収支は31カ月連続で黒字だった。
(2017年6月1日 6:21)