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タイ中央銀行が3月31日発表した経済指標(速報値)によると、2月は工業生産や民間投資の落ち込みが拡大し、外国人旅行者は激減した。新型コロナウイルスの影響が表れ始め、国内経済が減速したと中銀は分析した。
工業生産指数(MPI)の伸び率は昨年同月比でマイナス5.2%となり、前月のマイナス4.0%から落ち込みが拡大した。食品・飲料や自動車、ゴム・プラスチック製品などの生産が減少した。さらに3月以降に新型コロナウイルスの影響が顕著となる見通し。設備稼働率は65.3%に前月比で1.5ポイント低下した。
民間投資指数(PII)の伸び率は昨年同月比でマイナス10.1%となり、前月のマイナス6.1%から低下した。新型コロナウイルスが発生した中国からの生産機械など資本財の輸入が減少した。
民間消費指数(PCI)の伸び率は3.4%。生活必需品の買いだめで消費が伸び、前月の2.5%から上昇した。
輸出額は3.6%増加したが、金を除くと1.3%減だった。中国向けの落ち込みが目立った。輸入額も7.8%減少し、貿易収支は黒字を維持した。中国人旅行者が激減し、外国人旅行者数は42.5%減の206万2,000人。経常収支は黒字を維持した。
(2020年4月1日 9:48)