
東芝の現地法人、東芝セミコンダクター・タイランド(TST)は29日、東部プラチンブリ県で半導体の組み立て工場の竣工式を行った。約100億円を投じ、2011年の大洪水で被災した工場を移転拡張した。
新工場は304工業団地に入居し、敷地面積約13万5,000平方メートル、延べ床面積約4万平方メートル。海抜15~20メートルに位置し、洪水被害の懸念がないとみて同工業団地を建設地に選んだ。
単機能の個別半導体(ディスクリート)を輸出向けに生産する。生産品目は、電流・電圧を制御する小信号デバイス、回路を絶縁するフォトカプラ。生産能力は明らかにしていない。
情報技術(IT)製品などに使われ、需要拡大が見込まれることから、旧工場の約1.4倍の敷地面積を確保し、第2、第3工場も建設できるようにした。新たな生産ラインの導入により、生産効率とコスト競争力も高めた。
TSTは1990年に中部パトゥムタニ県のバンカディ工業団地内の工場で生産を開始。2011年10月の洪水で浸水被害を受け、操業を停止したため、東芝はグループ企業の代替生産などで対応していた。
(2013年8月30日 9:50)