電子・自動車で底打ち宣言、工業連盟が楽観
タイ工業連盟(FTI)電気・電子部会のカティヤー部会長は3日、「電子業界の危機的状況は底を打った」と宣言した。FTIのアディサク副会長も自動車業界のセミナーで、「業界はすでに底に達した」と述べた。通年業績の2けた減は免れないものの、ともに下半期から回復すると予測している。
4日付各紙によると、カティヤー部会長は、電気・電子業界の受注額が今年1月の昨年同月比40%減から、6月には20%減まで回復したと説明した。「下半期は次第に良くなる」とし、通年の輸出額が昨年比15~20%減の1兆6,500億バーツ前後になると予想した。
業界の従業員解雇は2万3,000人に上ったが、すでに再雇用が数千人に達しており、工場閉鎖やレイオフ(一時帰休)の嵐は過ぎ去ったとの見方を示した。
ただ、ハードディスク駆動装置(HDD)など電子部品の海外受注が数カ月前から回復している一方、白物家電は欧州の需要回復の遅れとバーツ高で苦戦しているのが現状。下半期の輸出額は電子が1けた減にとどまるが、白物家電は2けた減が続くとみている。
▼乗用車がけん引
アディサク副会長(アジアホンダモーター上席副社長)は、第2四半期の自動車生産台数が第1四半期と同様に、昨年同期比で46%減となるものの、第3四半期には27%減、第4四半期には10%減に回復すると予想した。乗用車が復調のけん引役になるとみている。
国内に生産子会社を持つ米ゼネラル・モーターズ(GM)の経営破たんにも触れ、再建後の「新生GM」が早期に事業を正常化させると予想した。
FTIは先月下旬、1~5月の生産台数の不振を受け、今年の見通しを昨年比32.6%減の94万台に引き下げた。同副会長は「国内外の需要が低迷し、当初の108万台から大幅に下げたが、第3四半期から状況は好転する」と楽観的見通しを示した。
(2009年7月5日 6:32)
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