ガソリンスタンド(GS)運営のSUSCOは17日、マレーシアの国営石油ペトロナス傘下の同業ペトロナス・リテール(タイランド)を買収すると発表した。ペトロナスは国内のGS事業から撤退する。
ペトロナス・リテール(タイランド)の全株式などの売却先を決める入札に参加し、優先交渉権を獲得した。提示額は明らかにしていない。年内の買収完了を目指して交渉を進める。
SUSCOは「バンコク首都圏を中心とする燃料販売事業の拡大が目的」とし、GSの店舗網拡大に期待している。
ペトロナス・リテール(タイランド)は2005年設立。首都圏を中心にGS約100店を展開するほか、バンコクの2空港で航空燃料を供給している。昨年の売上高は約115億5,500万バーツだった。
国営タイ通信(TNA)によると、SUSCOのチャイリット社長は「買収により、売上高が倍増するだろう」と述べた。同社は地方を中心にGS144店を展開。昨年の売上高は143億5,200万バーツだった。
ペトロナスは、国営石油PTTとグループ企業が圧倒的シェアを持つ国内市場で競争するのは困難な上、政府の価格抑制策により、十分な利益を見込めないと判断したとみられている。
(2012年9月18日 18:33)