東部ラヨン県沖のタイ湾で起きた原油流出事故で、人気観光地のサメット島西岸に28日夜、原油が漂着した。同県や軍などが原油の除去作業を進めている。
国営タイ通信(TNA)などによると、高級ホテルが立ち並ぶアオプラオビーチを含め、約1キロにわたる海岸が厚さ20~30センチの原油に覆われた。天然・資源環境省は一帯を立ち入り禁止とし、島から脱出する旅行者が相次いだ。
同県のウィチット知事はアオプラオビーチを災害地域に指定した。除去作業の完了まで15日以上かかる可能性があるとの見方を示した。
原油流出事故は27日早朝、同県マプタプットの沖合20キロにある国営石油PTT傘下のPTTグローバル・ケミカル(PTTGC)のパイプラインで発生した。流出した原油約5万リットルのうち、半分以上まで回収・除去が進んだ。
アノン最高経営責任者(CEO)は29日の記者会見で謝罪し、海洋汚染の影響について「当社がすべての責任を取る」と述べた。また、海上の回収・除去作業が3日以内に完了する見通しを示した。
(2013年7月30日 10:59)