
東部ラヨン県沖のタイ湾で起きた原油流出事故で、同県南部のバンペービーチにも30日までに原油が漂着した。沖合約5キロにあるサメット島に続き、本土にも被害が拡大している。
国営タイ通信(TNA)によると、ウィチェート天然資源・環境相は同日の閣議で、強風のため同県の海岸まで被害が急速に拡大しており、事故を起こしたPTTグローバル・ケミカル(PTTGC)などと原油の回収作業に全力を挙げていると報告した。
サメット島では北西部に原油が漂着し、アオプラオビーチを中心に同日も回収作業が続けられた。同社や軍などの約500人が参加。同社によると、漂着した原油10トンのうち、半分程度を回収したという。
同島のホテルを中心に観光客のキャンセルが相次いでおり、観光業界からは長期的な影響を懸念する声が相次いでいる。同県や環境保護団体などは同社に対する提訴を検討している。
(2013年7月31日 9:42)