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宇部興産と三菱商事は29日、東部ラヨン県の温室効果ガス削減事業がクリーン開発メカニズム(CDM)事業として国連に登録されたと発表した。カプロラクタム製造工程での登録は世界で初めて。
宇部興産の子会社タイカプロラクタム(TCL)が、ナイロン原料となるカプロラクタムの製造で発生する亜鉛化窒素(N2O)を削減する触媒装置を導入した。さらに分解装置を追加し、今年6月~2012年末に計53万トンの温室効果ガスの排出権を獲得できる見込み。三菱商事が排出権を販売する。
同事業は07年に日本政府、08年にタイ政府からCDM事業として承認されていた。宇部興産にとって、国連に登録されたCDM事業は初めて。三菱商事は30件目となった。
タイカプロラクタムは1990年の設立。出資比率は宇部興産が91%、丸紅グループが7%。カプロラクタムの年産能力は11万トン。副産物として肥料の硫安も46万トン生産している。
(2009年6月29日 9:10)