資源開発の国営PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)は23日、同業の米ヘスがタイで保有する天然ガス田の権益を買収すると発表した。買収額は約10億ドル(約323億5,000万バーツ)。
対象となる鉱区は、南部ソンクラー県沖のタイ湾の「B12/27」「G7/50」と、東北部ウドンタニ、コンケン両県の「EU-1」「E5ノース」。ヘスはそれぞれ15%、35%の権益を持ち、買収後にPTTEPの権益は60%、55%に高まる。
ヘスのタイ子会社2社の全株式を取得する手続きを進めており、来月中に完了する見込み。買収により、PTTEPの生産量は石油換算で日量約1万7,000バレル増加する。昨年第4四半期の生産量は同32万7,617バレルだった。
PTTEPは昨年12月にもヘスがインドネシアで保有する石油・天然ガスの2鉱区の権益をインドネシアの国営石油プルタミナと共同で買収した。ヘスは経営強化の一環として、インドネシアとタイの権益を売却した。
PTTEPは積極的に買収を進めており、今月4日にはブラジルで深海鉱区の権益を取得すると発表した。南米事業は初となる。海外では現在、東南アジアやアフリカ、北米などで開発・生産事業を手掛けている。
(2014年4月24日 9:51)