東洋エンジニアリングの現地法人トーヨータイは27日、ベルギー最大の化学・製薬グループのソルベイ・グループを含む共同企業体(JV)から、世界最大の過酸化水素工場の建設を受注したと発表した。受注額は10億7,500万バーツ。受注残高は100億バーツを超えた。
ソルベイと塩化ビニール樹脂(PVC)大手のベルギー系ビニタイ、米化学大手ダウ・ケミカルのJVが発注した。東部ラヨン県マプタプットで、プロピレンの酸化に使う過酸化水素を生産する。年産能力は33万トン。2011年1月の完成を予定している。
トーヨータイの受注は、今年に入り5件目。これまでの4件は、▽宇部興産グループ=ポリウレタンなどの原料となるヘキサンジオール生産工場▽旭硝子グループのAGCケミカルズ(タイランド)=カセイソーダや塩素の生産工場▽国営石油PTT=潤滑油の生産設備▽バイオ・ナチュラル・エナジー=メタンガスを燃料とする発電所──。
スウィット販売部長によると、同社は来年末までに計320億バーツの大規模プラントの受注を計画している。石油化学製品の原材料価格が下落しており、製品価格の上昇が予想される3年後に備え、大手が新規プラントの建設を計画しているという。
(2009年7月27日 10:59)