
積水化学工業は6月30日、東部ラヨン県で塩素化塩化ビニール樹脂(CPVC)とコンパウンドの2工場が完成し、稼働を開始したと発表した。同県マプタプットのヘマラート・イースタン工業団地内に建設した。
CPVCの工場は、米特殊化学大手ルーブリゾールとの合弁会社エス・アンド・エル・スペシャルティ・ポリマーズが建設した。年産能力は3万トン。タイで合弁生産を開始するため、同社を2013年4月に設立した。
CPVCコンパウンドの工場は、13年12月に設立した子会社の積水スペシャルティ・ケミカルズ(タイランド)が建設した。年産能力は2万4,000トン。
CPVCは塩素を加えた塩化ビニール樹脂(PVC)で、耐熱性が要求される給湯用や工業用、スプリンクラー用の配管材などの原料に使われる。コンパウンドには成形加工に必要な添加剤を混ぜている。
タイで一貫生産することで、高い品質とコスト競争力を確保できる見込み。アジア・中東向けに生産する。2工場の稼働を機に、積水化学工業は新ブランド「デュラストリーム」でコンパウンド製品を販売する。
(2015年7月1日 9:39)