
宇部興産は19日、タイで自動車部品用の樹脂添加剤の工場を建設する計画を発表した。需要増に対応し、初の海外生産に乗り出す。
子会社の宇部マテリアルズが東部ラヨン県での工場建設を決めた。自動車用のポリプロピレンに添加する塩基性硫酸マグネシウムの「モスハイジ」を生産する。補強材として添加される滑石に比べ、約3分の1の添加量で済み、部品の軽量化が可能となる。
ナイロン樹脂や原料のカプロラクタムなどを生産する宇部興産のタイ現地法人ウベ・ケミカルズ(アジア)の工場敷地内に建設する。来月に着工し、来年8月に完成、9月に生産を開始する。年産能力は1,500トン。投資額は明らかにしていない。
今後の需要増や樹脂メーカーなどの現地調達ニーズに対応するため、タイで生産することを決めた。タイをアジアの自動車産業の中心とみている。
現在は山口県宇部市の工場で生産し、年産能力は3,000トン。自動車の軽量化に伴い需要が伸び、同工場でも生産能力を引き上げた。
(2018年3月20日 6:10)