
国営石油PTTは9日、発電・不動産開発のMDXと産業用の液化天然ガス(LNG)利用促進に向け協力する覚書を締結した。国内初というLNGサテライト基地の設置を目指している。
MDX傘下の東部チャチュンサオ県のゲートウエー・シティー工業団地でのLNG供給について共同で検討する。PTTが運営する東部ラヨン県マプタプットのLNG受け入れ基地から、新たに設置するLNGサテライト基地まで専用車でLNGを運んで貯蔵し、再ガス化して工業団地内の入居企業に供給する。燃料コストが下がり、入居企業と工業団地の競争力を強化できる見込み。
PTTはLNGサテライト基地の設置が成功すれば、自社の天然ガスパイプラインが整備されていない地域の工業団地などでLNGを利用してもらうモデル事業になるとみている。産業用のLNG利用が進み、国内全体の産業競争力強化に貢献できると期待している。
国内では同社が唯一、LNGの輸入や販売を手掛けている。LNG輸入のため受け入れ基地を建設し、2011年に輸入を開始。発電用を中心に需要が伸び、基地の拡張・増設を計画している。
(2018年5月10日 6:22)